伊能忠敬のようなこと ~巨大地図を描く測量ワークショップ~

文部科学省 サイエンス・インカレ2011 出場
科学技術振興機構 サイエンスアゴラ2011 出展

測量ワークショップ「伊能忠敬のようなこと」は、小学校の算数で学ぶ比例や中学校の数学で学ぶ相似の知識と、測量技術のつながりを示すワークショップで、200年前の文化年間、「大日本沿海輿地全図」を編纂した測量家・伊能忠敬を教材とすることにより、こどもの学習へのモチベーションを高めることを目的としている。測量は大きな敷地の形を小さな図に縮小して記録する技術であるが、このワークショップでは同じ原理を使い方法を逆転させることにより小さな原図を巨大化させる。ここで用いる放射測量の原理は極めて単純であり、たとえ小学生であっても充分理解することができる。またアリダードという簡易な測量器械を用い、正確な巨大地図を描くが、これは伊能忠敬が日本全国の測量に使用した小方儀と使用方法が同じで、機能形状も似ており、こどもでも容易に取り扱うことができる。これまで回のワークショップではいずれも巨大地図を描くことに成功し、こどもの学習へのモチベーションを高めることができた。GPSがカーナビなど日常生活で使われる現代こそ、こうしたワークショップを通して先人の偉業に想いを馳せるのも意義のあることではないだろうか。
2011年8月10日(水)
測量ワークショップ+インスタレーション
「伊能忠敬のようなこと~巨大甑島地図を描く~」

主催:鹿児島県薩摩川内市役所(こしきアイランドキャンパス事業)
会場:鹿児島県薩摩川内市立里中学校グラウンド(薩摩川内市里町里)
 測量ワークショップ+インスタレーション「伊能忠敬のようなこと」は、アリダードという簡易な測量器械を用い、正確な巨大地図を描きます。アリダードは忠敬が日本全国の測量に使用した小方儀と使用方法が同じで、機能形状も似ており小学生でも容易に扱うことができます。当日は忠敬の九州測量から200年が経過したことを記念して、当時と同じ原理を用い方法を逆転させ、巨大かつ正確な甑島列島の地図=縮尺400分の1、全長約100m(上甑島・射手崎~下甑島・釣掛埼)を作図するワークショップに、上甑島の小学生・中学生・高校生ら約20人が参加しました。またキャンドルでライトアップされたインスタレーションを約500人の島民が鑑賞しました。この模様は朝日新聞社が空撮取材し、実施翌日11日(木)同紙朝刊で紹介されました。忠敬は201年前の文化7年(1810年)8月19日に甑島を測量しました。

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