一坪の茶室4「斜堂(SHADOW)」(2017)

ものづくり

見渡せば
花も紅葉もなかりけり
浦の苫屋の秋の夕暮れ


この和歌は、藤原定家(ふじわらのていか/1162-1241)が新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)に寄せたもので、現代語訳は「見渡してみると、美しい花も紅葉もここにはないなあ。海辺の苫ぶきの粗末な小屋あたりの秋の夕暮れなことよ」である。この和歌は、千利休(せんのりきゅう/1522-1591)の侘び茶の精神を象徴的に示すとされる。和歌は屋根に彫り、通過する光により床面に投影する。

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